マンション購入時によくある失敗例とは?|後悔しないためにできること
マンションを購入したあとで、失敗した、と後悔する方も少なくありません。購入時は検討を重ねたものの、実際に住んでみることで見えてくることからです。
とはいえ、未然に失敗を防ぐ対策はいくつかあります。
この記事では、マンション購入時によくある失敗例の紹介と、失敗して後悔しないためにできることを提案していきます。今まさにマンションの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
マンション購入で失敗したと思った要因とは
マンションを購入したのち、どのような失敗や後悔が多いのでしょうか。
ここでは、よくある失敗の要因を4点挙げていこうと思います。
周辺環境や近隣事情
周辺環境や近隣事情は盲点が多く、失敗例としてよく見られます。
周辺環境でいえば、最寄り駅までの距離が思ったより遠い、道が複雑、危ないなどです。物件近辺や地図上の情報だけで判断すると、このような思わぬ落とし穴があったりします。
他にも、生活の快適さに直結する近隣住人に関する失敗も多いです。例えば、隣・上下の住人の騒音や民度などです。小さい子どもが住んでいると、やはり物音は気になります。さらに、夜中に帰ってくることの多い人であったり、時間帯関係なく騒がしい物音を立てる人などがいたりすれば、快適な住まいにはならないでしょう。
<具体的な失敗例>
・隣に高層マンションが建って日当たりが悪くなった
・商業施設ができて、車や人通りが多く騒がしくなった
・通勤、通学の不便さに気づいた
・隣人トラブルに巻き込まれ、住みづらくなった
・近くに保育園や小学校がなかった など
部屋の間取りや位置選び
しっかりと内見をした結果、納得して買ったはずであっても、そのとき気づかなかった不便さを後々実感することもあります。
特に、部屋の間取りや部屋の位置に関しては、よくあることです。例えば、部屋の個数。将来的に子ども部屋にできるような部屋がなく困ったという声も少なくなありません。また今では、テレワークできるスペースがなく、家族に気を遣いながら仕事をしなくてはならない人も多いようです。
その他、部屋そのものの位置も、選択を間違えると後悔する要因となります。
両側に部屋がある場合は、どちらの家の騒音も響く可能性がある。かといって、角部屋は外気に面している部分が多くなり、気温の影響を受けやすいといった懸念も出てきます。
また、部屋の階数も後悔する要因といえます。高層階ではエレベーター待ちがストレス、低層階だと車の音がうるさいなど、抱える問題はそれぞれあります。
<具体的な失敗例>
・キッチンが西日の差す位置にあるため、食品管理がしにくい
・高層階に住む憧れを叶えたが、災害時の避難に不安を覚えた
・低層階だと周辺環境の音や排気ガスなどをダイレクトに受けてしまう
・ライフスタイルが変わったときのために用途を変えられる部屋がなかった など
相場・資産価値の把握
相場をよく調べず、予算を基準に決めてしまう失敗例もあります。特に新築マンションの場合は、地域の相場を加味して価格決定されるわけではありません。値段や条件だけを見て決めてしまうのではなく、相場とかけ離れていないかどうかも見極める必要があります。適正な相場で購入していれば、他の費用に資金を回せたはずといった後悔も出てきます。
また、マンションの資産価値が購入後に急落し、売るときに困ってしまったパターンも多いです。マンションを借りるのではなく、買うからといって、その後売ったり貸したりするときが来ないとは限りません。維持費だけがかかり、価値は下がっていくばかりで、資産価値についてもう少し考えるべきだったと後悔することもあり得ます。
<具体的な失敗例>
・相場を把握せず、似たような条件で値段の安い物件を見逃していた
・固定費や維持費が想像以上にかかり、ローンの支払いがキツくなった
・マンションを売ろうと思ったが、資産価値が大きく下がってしまっていた など
管理会社・管理組合の質や規約
理想の物件というのは、部屋の間取りや周辺環境ばかりが重要かというとそうではありません。集合住宅であるため、管理会社や管理組合が正しく機能しているか否か、規約なども重要です。
ここでの失敗は、管理が行き届いておらずマンション内や周辺が汚い、不満やトラブルなどをスムーズに解決してもらえないなど、住みやすさを左右する問題が多いです。また、住人が行う定期清掃の頻度が思ったより多く、忙しい人にとっては負担が大きいなど、後から分かってくることも多いのが難点といえます。
<具体的な失敗例>
・入居時には言及されなかった費用の要求や値上げなどがされる
・管理会社と住人による管理組合との間で揉め事が起こった
・管理会社が人員不足で、メンテナンスや修繕が遅れた
・掲示板や回覧板などが適切に機能していない など
マンション購入で失敗しないためにできること
さまざまな要因による失敗例を挙げてきましたが、これらを避けるためにあらかじめできることを提案していこうと思います。
とにかく、想定や情報収集が大切になってきます。
実際の暮らしを細かくシミュレーションする
あらかじめ決めておいた条件だけで物件を見るのではなく、そこに住んでいる様子を細かくシミュレーションすると良いです。朝起きてからカーテンを開けて日差しを浴び、ゴミ出しをする。駅まで行く道や所要時間、通勤・通学の経路など、シミュレーションは細かく行うのが重要です。
また、今の自分の状況や家族構成だけで間取りを決めるのではなく、将来的に家族が増減する可能性やライフスタイルの変化を見越して部屋を決めるのも良いと思います。
<具体的な対策例>
・家事動線や生活導線を意識して生活をシミュレーションする
・部屋にいるときの車の音や匂い、日差しの入り方なども確認する
・エレベーターが来るまで、部屋の階に着くまでの時間を確認する など
近隣住人や周辺環境を入念に確認
失敗を避けるには、できる限りの情報取集が鍵となります。
不動産担当者に、住人の年齢層や大まかな家族構成など、聞ける範囲で確認しておきましょう。
また、時間帯における周辺環境の変化にも注意すべきです。夜の人通りや街灯の有無、病院やスーパーの場所など、あらゆる生活場面を見ておくことをお勧めします。
資産価値を意識するのも重要です。駅から近いほど買い手が多くなる傾向にあり、その地域の発展具合によっても変わってきます。売り手の立場になって購入することが、マンション購入ではもっとも重要だといえます。
<具体的な対策例>
・朝、昼、夜とマンション周辺、最寄り駅の様子を見ておく
・最寄り駅まで、実際の手段を使って行ってみる
・最近できた又はこれからできるマンション、施設などを聞いておく など
管理会社や管理人についても把握しておく
どの管理会社が運営しているのかは、あらかじめ把握しておくと良いです。掲示板や工事を知らせる張り紙など、きちんと管理されているか細かく見ていきます。
駐車場やエントランス、敷地内の庭などが綺麗に清掃されているかなども一つの判断材料になります。また、マンションに管理人が常駐しているところであれば、不動産担当者を介して管理人についても把握しておくと安心です。
<具体的な対策例>
・管理会社の口コミを検索する
・内見時には掲示板や駐車場なども一緒にチェックする
・過去に管理会社とトラブルがないか聞く など
マンション購入に失敗しないために、あらゆる場面を想定すべし
マンションの購入は大きな買い物であるからこそ、少々オーバーなくらい入念に確認することを薦めます。自身で工夫できることもありますが、環境や隣人などは簡単に変えられません。
多様な生き方がある今の時代、いずれ手放すことを考えるのも重要です。中古マンションであっても、資産価値を見極めたうえでリノベーションを行えば、マンションを手放す際も安心できるはずです。昨今では中古マンションを選択肢に入れる人も増えているため、リノベーションにより価値を大きく上げることも十分可能です。
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